4月から風邪が5類感染症になりました

約2年前に新型コロナウイルス感染症が第2類感染症から第5類感染症へ移行したことが記憶に新しい方もいらっしゃると思いますが、今年の4月より「急性呼吸器感染症」、いわゆる風邪が感染症法において5類感染症に分類されるようになったことをご紹介させていただきます。

≪第5類感染症になったことで変わること≫

分類されることで、治療費が高くなり患者の負担が増えるわけでもなく、接触制限があったり、隔離期間や登校・登社停止期間が設けられたりするわけでもありません。

患者は、医療機関に行き、受診して、薬をもらって、と今まで通り特に変わりません。

何が変わるかというと、医療機関が保健所に届け出が必要になったという点です。

新型コロナが流行っている時も1日の感染者数が発表されていたかと思いますが、風邪も感染者数が把握できるようになるということです。

5類感染症へ分類されることで風邪の流行や発生状況を正確に把握できるので、感染対策に対する意識を高めることにもつながるのかなと思います。

≪感染症への意識≫

感染者数が多いと聞くと、「人の多いところではマスクしよう」とか「帰ってきたら手洗い・うがい・消毒しよう」とか何かしらの対策をしたり、気をつけようと思います。

時期によって流行る感染症は様々で、春には、麻疹や風疹、おたふくかぜなど子どもがかかりやすい感染症が流行りだす時期でもあります。

また最近では、全国的に「百日せき」の感染者数が急増しており、特に生後間もない乳児が感染すると重症化し、死亡するケースもあり、注意が必要な感染症です。

感染症対策の基本は、マスク着用や手洗い・うがいです。

最後に

寒暖差の影響や環境の変化の影響で自律神経が乱れ、抵抗力が落ちると感染症にかかりやすくなります。

自分自身が感染しないために、特に小さなお子さんがいらっしゃる方はお子さんが感染しないように・他のお子さんに感染さないようにするために予防対策の意識を持つようにしましょう。

参考サイト

HTB北海道ニュース4/17(木) 17:43配信 「普通の風邪」も5類感染症に分類 なぜ5類に?何が変わる?

NHK NEWS WEB 04月17日 14時08分 福岡県内の百日せきの感染者数 2週連続で増加 ことし最多に


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