スマホ使いすぎてないですか?

先日、脳疲労について書いたのですが、今回は脳疲労とも関連しているスマホ認知症について書きたいと思います。

スマホ認知症とは、スマートフォンの使い過ぎで脳が疲労することにより、物忘れ、物覚えが悪い、うっかりミスが多いなど認知症のような症状が現れるものです。
前回も書きましたが、スマホ依存によって一日中操作をしていると、脳が行う情報処理の量が増え過ぎてキャパオーバーになり、脳が機能不全を起こしてしまうことが原因として考えられています。

具体的なスマホ認知症の症状

記憶力・集中力の低下、注意力散漫、言語障害、遂行実行機能の低下、コミュニケーション能力の低下、企画力・創造力が低下する、生活意欲の低下、体調不良、情緒不安定
以上の認知症と同じような症状が見られます。
これらの症状は一時的なものなので多くの場合は回復することが多いですが、スマホ認知は若年性認知症に繋がる可能性もありそうです。
また寝る前にスマホを見ると、スマホのブルーライトによって睡眠ホルモンの分泌量が減少し、寝つきが悪くなったり途中で覚醒したりと、睡眠不足の原因に繋がる可能性もあります。

予防方法

  • 使用時間を決める・使用しない時間を作る
    デジタルデトックスの時間を作り、脳を休ませることが重要です。
  • スマホに頼りすぎない
    筆者もそうなのですが、分からないことがあるとすぐにスマホで検索してしまいます。
    自分で一旦考えてみる、スマホ以外の方法で解決方法を探ることを意識してみましょう。
  • 人とのコミュニケーションを増やす
    人とのコミュニケーションは脳の活性化に効果があるといわれています。
    分からないことがあったら、人に尋ねてみるのも良いと思います。

スマホから距離を置いて、人との距離を縮めてみてはいかがでしょう。

参考文献

著者・編集者プロフィール

この記事を執筆・編集したのはこころのサイエンス編集部
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