仲良くなりたいなら共通点を見つけよう―類似性の法則―

先日面白い記事を目にしたので紹介させていただきます。

朝日新聞デジタル「弥生人そっくりさんは誰?最終候補は10人 鳥取県が異例のGP開催

とっとり弥生の王国プレミアムイベント

こちらは鳥取県のイベントだそうで、SNSなどでも話題になっているそうです。

AIも駆使し、そのそっくり度は90%以上ということでかなりレベルが高いですね。

5月28日にグランプリが決定するということで、結果も気になります。

イベント自体面白いなと思うのですが、もしかしたら、このイベントをきっかけに、弥生人に似ているという共通点で仲良くなるかもしれませんし、もしかしたら遠いところで同じ祖先でつながっていたということが分かるかもしれません。

そう考えると、イベントにロマンを感じるのは筆者だけでしょうか?

皆さんの中にも「○○に似ている」と言われたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?

もし芸能人の○○に似ているといわれれば、その芸能人のことが気になったり、応援するようになったり、「○○と苗字や名前が一緒だから」、「○○と出身校が同じだから」という理由で、好きになることもあるかもしれません。

心理学では、共通点が多い人に親近感を持ちやすいという「類似性の法則」というものがあります。

これは、名前が似ていたり、血液型、誕生日が同じなどちょっとした共通点や見た目、経歴、思考、価値観、性格などの特性などが当てはまり、似ている度合いが高ければ高いほど、親近感を持ちやすいといわれています。

その理由として、テキサス大学のドン・バーンとドン・ネルソン博士によると、思考や価値観が似ていると意見が一致しやすく衝突しにくいので、一緒にいることが心地よく感じるということです。

確かに、考えや価値観が違うと「この人とは合わないかも」と思い、距離を取ってしまいます。

皆さんも親しくなりたいと思っている人がいれば、共通点を見つけてみることから始めると良いかもしれません。
★関連記事「人は見た目で判断される?―外見の良さが得をする?―

参考文献

  • くるちょろ心理学研究所 2021-11-09「【類似性の法則】自分と似ている人を好きになる心理を解説」
    https://kruchoro.com/similarity

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この記事を執筆・編集したのはこころのサイエンス編集部
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