梅雨が明け、各地で猛暑日が続いておりますがいかがお過ごしでしょうか?
まだまだ、マスクをしてコロナウイルス感染拡大に注意を払わなければいけませんが、熱中症のリスクも考えて体調管理もしっかり行っていきましょう。
気温が高い日が続いているので筆者は最近、カフェや家で涼みながら本を読むことにもハマっています。
最近読んでいるのは、今話題のメタバースについての本を読んでいます。
筆者はもともと、漫画やアニメが大好きでしたので、仮想空間(仮想現実)に関するイメージや知識は少しばかりありました。
今日はメタバースと心理的問題についてご紹介したいと思います。
【メタバースとは】
メタバースとは、まとめると「現実世界の模倣にこだわらず、現実とは異なる理で作られ、現実とは異なる『都合の良いもう一つの世界』」とされております。
イメージしやすいのは、洋画ですと「マトリックス」や「レディプレイヤー1」、「トロン」などがイメージしやすいかと思います。
このメタバースは現在、アミューズメント(ゲーム)において開発等が進んでいますが、教育においても着目されています。
直接登校しなくても、家にいながらワープしたようにメタバース内の学校に行くことが出来ることで、オンライン授業の発展が見込めます。
筆者は授業にも応用できると思いました。
社会ですと、昔の歴史にタイムスリップして追体験したり、すぐには行けない海外の世界遺産にワープしたかのように体験することで、記憶に残りやすくなるかと思います。
理科の実験では、危険物を使用する実験での事故のリスクが無くなる。
筆者がすぐに思いついたのはこれくらいですが、メタバースには可能性が無限大にあります。
【心理的問題】
メタバースは話題となっており、とても期待されていますが、懸念点もあるようです。そこで、心理的な問題について下記にまとめました。
- ファントム・タイムライン
現実世界と仮想世界の区別がつかなくなる感覚のこと
- インターネットパラドックス
人とのつながりが減ること
- メタバースへの依存
没入感が高いため刺激的な空間への依存が示唆されている
①については、重力が無い仮想世界から現実世界に戻った際に、重力が無いという感覚が残ってしまうというイメージだと筆者は考えます。これはあくまで一つのイメージになるので、他にもたくさんの錯覚がありそうです。
②については、SNSの使いすぎで身近な人とのコミュニケーションが減ってしまうということが分かっています。
③について、メタバースはSNSと同じで没入感が高いため、依存してしまい現実世界に戻りたくなくなる心理状況になる可能性が高いとの事です。
すでに、SNSやスマホの普及が若い世代に影響を与えていることは「目の愛護デーを知っていますか」などの記事でご紹介していますのでぜひそちらも読んでみてください。
【最後に】
このように、メタバースはとても便利なもので、これからどんどん開発・普及が進んでいくかと思いますが、懸念点も含めて理解していくのが良いと思います。
今回は、心理的な懸念点についてご紹介しましたが、どうでしょうか?
便利で新しいものには何かとメリット・デメリットが絶対についてきます。
それを全てうのみにするのではなく、情報を集めて自分なりに考えて解釈するのも一つの対策、あるいは勉強になりますので、ぜひとも試してみてください。
また、心理的問題については心理学を学ぶことで対処できます。
「こころ検定」で心理学を学び、近い未来の自分のこころを守る対策を身に付けてみるのも良いかもしれません。
まずは、「こころ検定の資料」を読んでから勉強するか検討してみてください。
【参考文献】
- 今世紀最大のビジネスチャンスが1時間で分かる!メタバース見るだけノート 株式会社宝島社 岡島裕史
- 若年層に悪影響?メタバースの「裏」に潜む心理的・身体的リスク ビジネス+IT
https://www.sbbit.jp/article/cont1/84820#head1
- 世界最先端が教える新事実 心理学BEST100 総合法令出版株式会社 内田誼人
- メタバースって何? 意味やメリット・デメリットから分かりやすく解説! メタバース相談室
https://xrcloud.jp/blog/articles/business/661/
著者・編集者プロフィール
この記事を執筆・編集したのはこころのサイエンス編集部
こころのサイエンス編集部の紹介はこちら
最新情報をお届けします
Twitter でフォローしよう!
Follow @cocorokeninfo