春ですね。巷では依然として新型コロナウイルス感染症が流行しています。
本来であれば、新生活のスタートや様々なイベントの開催など、ウキウキするようなことも沢山あったはずですが、今はじっと耐えるときですね。
手洗いうがい、換気をこまめにして自衛していきましょう。
皆さんもどうぞご自愛ください。
さて、皆さんは今、恋をしていますか?
また、恋愛についてどのようなイメージを持つでしょうか。
いい思い出もあれば、砂を噛むような思い出、思い出したくもない思い出もあるかと思います。
これまでこころのサイエンスでは恋愛についてあまり触れていませんでした(おそらく)。
今回は恋愛の話をちょっとだけ書いていきます。
恋愛が人間に及ぼす影響は少なからずあり、恋人がいる人はいない人に比べて自尊感情が高く、かつ、抑うつの程度も低い傾向があるそうです。
また、恋愛関係の親密化によって協調性や誠実性、主張性などの対人関係への捉え方も影響しているという研究報告もあり、自分自身や他者に対する捉え方、見方などもポジティブになるようです。
昨今、若者の恋愛離れが叫ばれていますが、趣味への出費が高かったり、交際費が低かったり、アイデンティティ(自分がどういう人物であるか)が確立している人は特に恋愛離れが多くみられるとのことです。
それに加え、不況など社会の経済動向も恋愛離れを後押しする要因ともなるようです。
恋をすると幸せホルモン「幸せホルモンは新生活にも効果あり?」が分泌されます。
確かに友人も恋をしているときはキラキラと輝いていました。
恋愛するのも面倒くさいという人も増えているようですが、恋愛以外でも何か自分の中でときめきを感じるものに出合えれば素敵ですね。
参考文献
恋愛関係が青年の発達に及ぼす影響-多次元自我同一性尺度と恋人の有無・交際期間・愛情との関連から- 片岡 祥・園田 直子 久留米大学心理学研究 第10号 2001
著者・編集者プロフィール
この記事を執筆・編集したのはこころのサイエンス編集部
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