DVってなんだろう~法改正に向けて~

2021年も師走となり、街はすっかりクリスマス一色です。1年経つのは本当に早いですね。

みなさんは今年何かやり残したことはありませんか?
1日1日をぜひ悔いのないように過ごしてくださいね。

さて、話は変わりますが、配偶者暴力防止・被害者保護法(DV防止法)改正案の素案が判明しました。
これまで当サイトでは「DVってなんだろう」でDVについてお知らせをしてきました。

今回の法改正に向けて、これまで「保護命令」の対象であった「身体に対する暴力」「生命などに対する脅迫」に「精神的暴力」や「性的暴力」を追加するとされています。
「保護命令」とは、加害者から受ける暴力によって、生命や身体に重大な危険が迫った場合に、被害者からの申し立てによって裁判所が加害者側に発する接近禁止命令などのことです。

また、加害者の禁止行為にSNS上でのつきまといやGPSでの位置情報の特定などが加わります。

令和元年度内閣府男女共同参画局の調査によると、配偶者からの暴力に関する相談件数等 は総数119,276件(実人員74,257人)にも及びます。
そう考えると、もしかしたら周りの人も被害に遭っているおそれもあります。
DVは女性が加害者であることもあります。
男性からの相談は2,902件と意外と多いんです。

あまり思い出したくもないのですが、10年ほど前、知人がパートナーから殴られて流血している姿を見たことがあります。
その時は若さゆえ無知で何もしてあげることができませんでしたが、知識さえあれば何かできることはあったのではないかと思います。
知識をもっているかどうかで動けることがあります。

今はショッピングモールなどのトイレの個室にもDV被害者のための相談窓口連絡先が貼られていることがあります。
一時保護(シェルター)の制度もあります。
ぜひ、お悩みの方が近くにいらっしゃれば、こんな窓口もあることをお知らせいただければと思います。

  • DV相談+(プラス) 一般社団法人 社会的包摂サポートセンター
    https://soudanplus.jp
  • DV相談ナビ #8008(はれれば) 最寄りの配偶者暴力相談支援センターにつながります

参考


著者・編集者プロフィール

この記事を執筆・編集したのはこころのサイエンス編集部
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