学習って勉強のこと?行動って生まれつきできること?

文部科学省後援こころ検定®4級では、心理学の中でも基礎心理学に分類される、学習心理学についても学びます!
学習心理学は別名、行動分析学ともいわれています。
学習心理学は、人間だけではなく、動物の行動や反応についても研究をしています。

例えば、心理学に興味をお持ちの方であれば、一度は耳にしたことがあるであろう「パブロフの犬」は学習心理学の領域の実験なのです。
その他、「学習性無力感実験」などなど…。(学習性無力感とは、長期のストレス環境下におかれた人や動物は回避や抵抗できない状況に対し、何をやっても意味がない…ということを学習してしまい、回避することすら諦めてしまうというものです。)

さて、学習といえば、勉強のこと?と考えてしまいがちですが、学習心理学では「学習=勉強」ではありません。
学習心理学では、学習とは人間や動物が過去の経験を通して行動を変容させていく過程のことをいいます。
行動には、生まれつきできることと、学習してできるようになることの2つがあります。
また、行動については実際に意図して行う動作のことだけでなく、意志の伴わない反応のことも含みます。

学習と行動とは何ぞや?ということをご説明しましたが、やっとここで本題の文部科学省後援こころ検定®4級の「学習心理学」で学ぶ内容について少しお知らせしておきます。

梅干しを見るだけでツバが出てくることや、まぶしい時にまぶたを閉じてしまうといった「反応」について心理学的側面から解説しています。
また、ギャンブルはなぜ依存性を持つのか、ダイエットが続かないのはなぜなのかといった日常生活において起こりうることを例に挙げて説明しています。

興味をお持ちになられた方は、ぜひ文部科学省後援こころ検定®4級テキストをご覧ください。

おわりに、学習心理学を学ぶことにより、自分のこころと行動の関係を客観的に見ることができるようになります。
なぜ自分はこれができないのか、どうしたらできるようになるのかを理解することができ、生活の中で活用することができるようになるでしょう。


著者・編集者プロフィール

この記事を執筆・編集したのはこころのサイエンス編集部
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