最近、暑い日が続いていますね。
まだ夏ではないのに、すでに真夏日を記録するところもあり、熱中症にも気をつけなければいけません。
熱中症対策として、水分をとることを意識されていらっしゃると思いますが、みなさんは正しい水分補給の方法を知っていますか?
ただ水分を大量に摂取すれば良いというものではなく、補給する飲料によってはペットボトル症候群になる恐れもあります。
今回はペットボトル症候群と正しい水分補給の方法について書きたいと思います。
ペットボトル症候群とは
ペットボトル症候群とは、医学的には「清涼飲料水ケトーシス」というもので、糖分を多く含むジュースや炭酸飲料、スポーツドリンクなどを大量摂取することにより起こると考えられています。
血糖値が上がるため、糖尿病のような症状があらわれ、のどの渇きや倦怠感、吐き気などがあり、重症化すると意識障害を起こすこともあります。
500㎖の飲料の糖分をスティックシュガー(1本3g)で表わすと、スポーツドリンクは9本分、コーラは19本分、ヨーグルト飲料は22本分といわれており、本数を聞くと恐ろしい砂糖の量ですね。
熱中症対策として、スポーツドリンクなどを飲む方もいらっしゃると思いますが、大量に摂取してしまうと、ペットボトル症候群になる恐れがありますので、熱中症対策として飲むものとして適していますが、飲む量には注意が必要です。
正しい水分補給
熱中症対策として、水分補給しなければならないことは分かっているのですが、何をどのように飲むのが正解なのか分からない方もいらっしゃると思います。
筆者もその一人なので、正しい水分補給について調べました。
水分補給に適してないものとして、コーヒーや緑茶など、カフェインを含む飲料は、利尿作用があるため脱水症状を起こしてしまうため適していません。
また、糖分を多く含むジュースや炭酸飲料も水分補給として大量に飲むとペットボトル症候群になる恐れがありますので、こちらも適していません。
厚生労働省によりますと、0.1~0.2%の食塩水やナトリウムが100㎖に対して40~80㎎含まれているスポーツドリンク、経口補水液などを20~30分ごとにカップ1~2杯程度摂取することが望ましいといわれています。
今後、熱中症対策が必要になってくると思いますので、参考にしてみてください。
参考
- 日テレNEWS 2024年5月22日 10:07「がぶ飲みで「ペットボトル症候群」に注意 スティックシュガー22本分…“糖質”多い「意外な飲み物」は?」https://news.ntv.co.jp/category/society/a7dafa23a5414b5ea2d34eaca2ad8d43
- 厚生労働省「熱中症を予防するため適切な水分及び塩分の補給をしましょう!!」https://jsite.mhlw.go.jp/kanagawa-roudoukyoku/var/rev0/0120/4076/20176994932.pdf
著者・編集者プロフィール
この記事を執筆・編集したのはこころのサイエンス編集部
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