暑いときになぜイライラしやすいのでしょうか?

連日のように暑さが続き、更にムシムシとするので、なぜかイライラする、という経験は皆さんありませんか?

多くの方が楽しみに待っている夏休み!夏休み中にあれをしたい!○○行きたい!と色々とやりたい欲が強くなる夏ですが、一方でやる気がなくなってしまったり、イライラしやすかったりするそうです。そこで暑いときになぜイライラしやすくなるのかをお伝えしたいと思います。

天気によるストレス

晴れた日はポジティブな気分なのに、雨の日はネガティブな気持ちになってしまうのは、気候によるストレスが大きく関係しています。
気圧・温度・湿度の変化に心と身体が一生懸命順応しようとしますが、負荷がかかることによってストレスが生じているのです。

日照時間が減少すると、自律神経のバランスが崩れ、気分が落ち込むなど精神面にも影響を与えると考えられています。
私たちは意外にも天気・気温などの環境から影響を受けながら過ごしているのです。

太陽の光を浴びる時間が減ると、睡眠リズムを司るメラトニンや精神を安定させるセロトニンの分泌量が減り、一時的に睡眠障害やうつ状態に陥りやすくなってしまいます。

憂鬱さを解消するには、できる限り太陽の光を浴びるようにしてください。

暑さの限度を超えるとどのように心が変化するか?

  1. イライラしやすい
    暑さの限度を超えると、暑さによる不快感の解消のために、身体の動きがセーブされたり、エネルギーを消費したりすることで、イライラしたり集中できなかったりという事が起きてきます。
  2. 疲れやすい
    暑いと食欲が湧かなかったり、寝不足気味になったり、熱中症や脱水症状など体調不良も起こしたりします。
    暑い日が続くと、自律神経のバランスが崩れ、気分が落ち込むなど精神面にも影響を与えます。

どうしたら解決できるのか?

  1. 「イライラしやすい」の解決策
    暑いと「やる気が下がる・元気が出ない・集中力が下がる・イライラする」など、身体と心のメカニズムについて理解する。
    そうすることにより、イライラで自分を責めなくていいことを認識し、イライラが少しは軽減されるのではないでしょうか。
  2. 「疲れやすい」の解決策
    食事時間や睡眠時間が不規則になると、自律神経が乱れやすくなり、ますます不調になるという悪循環に陥ってしまいます。
    規則正しい生活を心がけ、生活のリズムを整えましょう。
    また、セロトニンは一定のリズム運動を繰り返すことで分泌されます。
    晴れの日には、ウォーキングやサイクリングをするのが効果的です。

最後に

あなたがイライラすると、周りの人もイライラします。
真夏日は、暑さによってイライラするものだ、という理解となるべく涼しい環境で過ごし、皆で楽しい夏を過ごしましょう。
暑くてすぐイライラしてしまうな~という自覚がある方は注意しましょう!

参考文献


著者・編集者プロフィール

この記事を執筆・編集したのはこころのサイエンス編集部
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