麻しん(はしか)とは?

3月も半ばになり、ここちよい気候になりはじめましたね。桜の開花も楽しみな今日この頃、みなさんいかがお過ごしでしょうか。この季節は新生活をスタートさせる方も多いかと思います。海外へ渡航される方や新入園、新入学を控える方、就職をされる方…一人ひとりに様々なバックグラウンドがあるかと思いますが、新生活を始めるにあたって頭の片隅においておきたい感染症についてお伝えします。

麻しんとは?

現在、麻しんが世界的に流行しています。そもそも麻しんとは何なのでしょうか。麻しんとは、感染力が最強ともいわれる麻しんウイルスによって引き起こされる全身感染症です。感染すると、約10日の潜伏期間を経て発熱や鼻水、咳などの症状が現れ、口の中に小さな発疹ができます。その後、39℃以上の高熱が続き、全身に赤い発疹ができます。現時点では特効薬はないため対症療法を行うしかないのですが、回復するまでに7~10日程度かかります。中耳炎や肺炎との合併症への注意が必要となってきます。

麻しんウイルスは、空気感染、飛沫感染、接触感染などさまざまな経路があり、感染している人と同じ部屋にいるだけで感染してしまうこともあります。「じゃあ、マスクして予防すればいいんじゃないの?」「手洗いうがいで予防できるんじゃないの?」とつい思ってしまいますが、この麻しんウイルスは感染力最強といわれるだけあって、手洗いうがい、マスクでは予防が難しいとされ、ワクチン接種での予防が重要といわれています。2回のワクチン接種によって免疫獲得率が97~99%にも上り、免疫を獲得することで発症のリスクをかなり抑えることができます。

最後に

特に小さなお子さんは麻しんウイルスに感染してしまうと重篤化しやすいため、勧奨接種のひとつとして指定されています。女性は妊娠中に麻しんにかかってしまうと流産や早産のおそれもあります。1期(生後12~24ヶ月未満)、2期(5歳以上7歳未満・小学校就学前1年以内)の2回に接種することが推奨されています。予防接種を受けているかどうかは母子手帳でも確認することができます。風しん・麻しん(MR)の欄をチェックしてみてくださいね。

参考

著者・編集者プロフィール

この記事を執筆・編集したのはこころのサイエンス編集部
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