冬の頻尿について

冬はどうしてトイレが近くなるの？

厳しい寒さが続き、室内外の気温差で体調を崩す方が増えてきているようです。この寒さの中、気になることが『冬の頻尿問題』。今回はなぜ冬にトイレが近くなってしまうのかをご紹介させていただきます。

冬にトイレが近くなる原因

寒い時期は身体が冷えることにより、血管が収縮して膀胱周辺の血流が低下しやすくなります。また、寒さを感じると交感神経が優位になり、頻繁に膀胱の収縮が起こり、尿を抱える容量が小さくなることで尿意を感じやすくなるそうです。

また冬は、寒さで汗をかきにくいため、尿の量が増え頻尿になりやすいと言われています。詳しく説明すると、汗と尿には体内の水分量を調整する役割があり、普段私たちの身体の余分な水分を汗や尿として体外に排出しています。しかし、寒さで汗をかきにくくなると、体内の不要な水分の大半を尿として排出するため、トイレへ行く回数が増えてしまいます。

頻尿の基準

どのくらいトイレの回数が増えると頻尿といわれるのか調べたところ、一般的に朝起きてから就寝までの排尿回数が8回以上あれば頻尿というようです。

予防と対策

まず体を冷やさないことが大切です。暖かい服装で過ごしたり、温かい食事を摂るなど、身体をしっかりと温めるなど、寒さ対策をしっかりとしましょう。また水分補給は適度にして、摂りすぎないように心がけましょう。冷たい飲みものは、身体を冷やしやすいためできるだけ控えましょう。コーヒーなどのカフェインが多い飲み物は利尿作用があるため控えるのも効果的です。

また、体の中から温めることも大切です。家の中でのストレッチはもちろん、適度に汗をかくウォーキングやジョギングなどを行い意識的に汗をかきましょう。