応用心理学③動物心理学

皆様お疲れ様です。

9月が終わり、10月に入りましたがいかがお過ごしでしょうか。
暑がりの筆者は、日に日に気温が下がってきて、冬に向かっていくのを感じてワクワクしております。

気温が下がるということで体調が崩れやすくなりますので、体調管理をしっかり行いつつ、気持ちの良い秋を過ごしたいと思います。

さて、今回は応用心理学シリーズになります。
今回の応用心理学は動物心理学についてご紹介したいと思います。

動物心理学とは

動物の行動や表情、しぐさや鳴き声などから「動物の心理」を研究する学問とされています。

その研究範囲は、動物の学習や認知、社会行動や体内についてなど、多岐にわたっているようです。

動物は人間と関係があり、自宅で飼ったり、動物園で飼育したりと何かと関係があるかと思います。
筆者も、犬を2匹かっており、動物心理学を学ぶことでペットのためにもなりますし、動物園の飼育員となれば、日々の業務にも活かせる可能性があります。

このように「動物の心理」に関する研究をするのが動物心理学となるようです。

動物心理学の実験のご紹介

麻布大学獣医学部介在動物学研究室の子安氏と永澤氏が行った実験の一つに「ネコにおけるヒトから向けられた視線の認識」がありましたのでご紹介します。

まず、同じ空間の中でヒトがネコを2分間見る時間と2分間ネコを見ない時間を交互に繰り返す実験を行いました。

また、ネコがケージの中にいる状態で、ヒトがケージの前でネコを見る時間と見ない時間、さらにヒトがいないという3条件における実験を行い、ヒトの視線がネコの行動に及ぼす影響を調べました。

その結果、どちらの実験結果からヒトの視線によるネコの行動の変化が明らかになり、ネコはヒトとの親和の程度や心理的状態に依存せずに、視線を向けられるとネコはヒトを見なくなるということが結果から考察されています。

この結果から、猫を見過ぎるとそっぽ向かれるということですので、猫が大好きな人は見過ぎないほうがいいのかもしれませんね。

最後に

このように「動物の心理」について研究する学問が動物心理学ということになります。

動物に関わるお仕事をされている方やご自宅で動物を飼っている方にとっては、活用できる情報がたくさんあるかと思いますのでぜひとも、調べてみてください。

次回も、別の応用心理学の一つをご紹介ができればと思います。

参考文献


著者・編集者プロフィール

この記事を執筆・編集したのはこころのサイエンス編集部
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