動画での学び

皆様お疲れ様です。
早くも1月の中旬ですがいかがお過ごしでしょうか。

中高生においては、期末試験などの勉強で忙しいかと思いますし、社会人の皆様は長期休暇からの切り替えもそろそろできているかと思います。

中高生は期末試験の後に受験を迎える生徒様もいらっしゃるかと思いますが、当記事の「受検シーズンのメンタル管理」を参考に、試験に向けて体調管理をしていきましょう。

社会人の皆様は「あけましておめでとうございます」や、「連休明けに仕事がきついと感じる方へ」などで対策等、ご紹介しているので参考にして日々の仕事に打ち込みましょう。

さて、最近筆者は、毎週末に母校の小学生に対してサッカーを教え始めました。
筆者自身が10年間、経験してきた練習やプレイ中の感覚などをアウトプットするべきだと考えて始めたのですが、自分の練習方法や感覚を小学生に教えるとなると、「小学生にも伝わる指導や言葉選び」にとても苦戦しています。

そんな時に、とあるテレビ番組で紹介されていた指導方法がありましたので皆様にもご紹介したいと思います。

動画の活用

その番組では小学生の体育の授業で「跳び箱」を行っていました。
小学生は跳び箱を飛ぶ前に、参考となる「跳び箱を飛んでいる動画」を見てから飛びます。
飛ぶ際には他の同級生にタブレットで撮影をしてもらい、飛んだ後に自分の身体の動かし方を見るという授業形式でした。

これはとても有効なもので、動画を見せた後に実践したほうが身体の動かし方を客観的に捉えることができ、お手本を真似することで自分の身体の動かし方に取り入れることができます。

プロでも導入されていて、西が丘競技場では天井や壁面のハイビジョンカメラ等を用いてプレーした後、すぐに自身の映像を見ることができるようになっているそうです。

筆者も中学生の頃、Youtubeにて、有名なサッカー選手のパスやトラップの仕方、上半身の使い方や歩き方に走り方まで、動画を見て参考にしていました。
そのおかげで、十数年経った今でも技術は衰えていないと感じています。

文部科学省によるICT活用について

そんな動画の活用は文部科学省でも「体育・保健体育科の指導におけるICTの活用について」で1人1台のタブレットを用いることで期待される事例についてご紹介しています。


活用例として

  1. 知識の習得
    技の行い方について、観たい動きを必要に応じて繰り返し視聴することで、個に応じた学びが可能になる
  2. 技能の習得
    自身の動きを即座に確認することができる
    自分の身体の動かし方の変容が確認できる

上記はご紹介されている一部になりますが、テレビ番組で紹介されていた学校が行っているものと一緒のものになります。

他の活用例としては、情報を調べて自身の結果と比較することなどもあり、筆者の指導にも活用できそうだと感じました。

ただし、動画を用いることで「活動そのものの低下を招かないよう留意することが大切である」とされていますので、なるべく身体を動かす時間が少なくならないように筆者も注意したいと思います。

最後に

このように動画を見ることで運動能力の向上とともに知識の向上が図れるという点で、動画を用いた練習に期待できることが分かりました。

動画を見ながら自分の身体の動かし方の説明を求めることで、言語化についても向上が見込めるのではないかと筆者個人的には考えています。

皆様もスポーツの前後で、動画を見て身体の動かし方を客観的に見てから実践することで思いのほか、技術の向上が図れるかもしれませんので、一度試してみてはいかがでしょうか。

もしも筆者同様、外部からのコーチとして指導されている方々がいらっしゃいましたらこの記事を参考にしていただき、選手たちの技術向上に向けて一緒に頑張っていけたらと思います。

【参考文献】

受験シーズンのメンタル管理を!
  1. https://cocoroken.info/take-an-examination/
  2. https://cocoroken.info/take-an-examination2/
  3. https://cocoroken.info/take-an-examination3/

著者・編集者プロフィール

この記事を執筆・編集したのはこころのサイエンス編集部
こころのサイエンス編集部の紹介はこちら

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でフォローしよう!