皆さんはもしも…の時のために防災グッズ等準備していますか?
こころのサイエンスでも、今まで災害時の行動、対策、豆知識をお知らせしてきましたが、今回は実際に被災経験のある人たちの声をもとに、災害時に本当に役立ったと評価されているグッズをご紹介します。(※在宅避難を想定した内容)
実際に役に立った防災グッズ
○飲料水・非常食
まず欠かせないのが飲料水と非常食です。最低でも3日分、できれば1週間分の備蓄があると安心です。レトルト食品や缶詰、長期保存できるパンなどが便利です。長期保存食などは食べなれていない味や食感が多いため、さらにストレスを溜めてしまうことがあるようです。食べなれたカップ麺やレトルト食品を非常食として備え、半年に一度は賞味期限のチェックを行いましょう。
○モバイルバッテリー
次に役立つのがモバイルバッテリー。停電が長引く中で、スマートフォンの電源が確保できることは、安否確認や情報収集の面で非常に重要です。ソーラー充電タイプのバッテリーもあると心強いでしょう。
○簡易トイレセット(携帯トイレ)
簡易トイレも意外と見落とされがちですが、断水時には必須のアイテムです。消臭機能付きの袋タイプのものを備えておくと安心です。避難所などに仮設トイレが設置されても、避難場所から設置場所までが遠い場合や、使用する人が多く混雑しているなどスムーズにいかない場合が多いようです。そのため簡易トイレ等のグッズを用意しておきましょう。
○懐中電灯等
懐中電灯やランタンも重要です。暗闇の中では行動が制限され、ケガのリスクも高まります。床置きできるタイプのものやヘッドライトは、手を使用する事ができるため、作業やトイレに便利です。また。手回し充電やソーラー式など、電池が不要なタイプがおすすめです。一緒に乾電池も準備しておきましょう。
○その他
・調理や煮沸に使用するカセットコンロ、ライターなど
・使い捨ての紙皿や箸、スプーン等
・トイレットペーパーやナプキンなどの紙製品
・45Lのゴミ袋(大きなゴミ袋)は防寒やカッパ、またトイレ使用時のポンチョ(覗き見防止)になり便利です
・断水してしまった際に、給水時に使用する持ち運びができるタンク(普段は小さく保管ができるもの)
・ガムテープ、マジック、軍手
・ラップはお皿代わりに使用したり、もし怪我人がいた際には止血にも使用できます
このほかにも防寒具やレインコート、携帯カイロも天候によっては命を守る鍵になります。夏には熱中症対策として、冷却シートやうちわ、帽子などもあるとよいでしょう。
最後に忘れてはならないのが、家族構成や持病に応じた個別の備えです。赤ちゃんがいる家庭ではミルクやオムツ、高齢者がいる場合は常備薬や補助具も準備しておきましょう。
最後に
最新の発表(2025年1月)では、今後30年以内に南海トラフ巨大地震が発生する確率(起こりうる可能性)が、おおよそ80パーセント前後とされています。
地震や台風など、いつ起きるか分からない災害に備えておくことは、命を守るうえで非常に大切です。防災グッズは少し高いイメージがありますが、最近では百円均一などでも手軽に揃えられるため早めの準備を検討しましょう。

参考サイト
●政府広報オンライン~災害時に命を守る一人ひとりの防災対策~
著者・編集者プロフィール
この記事を執筆・編集したのはこころのサイエンス編集部
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