早いものであっという間に2023年も終わりを迎えようとしています。
今年は皆さんにとってどのような年だったでしょうか。
よい年だった方も来年に期待という方も、年末に向けて気をつけていただきたいことがあります。
実は12月は特に交通事故が多くなってしまう時期なのです。
2022年の交通事故件数は30万839件でしたが、そのうち交通事故による12月の死傷者数は34,755人と他の月に比べ多くなっています。
全国各地では年末年始の交通安全県民運動を実施し、一人ひとりへの交通安全への意識を高める取り組みを行っています。
夕方から夜にかけて暗くなり歩行者を発見するのが遅れがちになります。
接触事故を防ぐためにも早めのライト点灯を行いましょう。
12月後半は仕事納めの時期でもあり、なんだかんだ忙しいという方も多くいらっしゃるかと思います。
車を運転するときも急ぐあまり、一旦停止の場所でもしっかりと停止しなかったり、ついついスピードを出してしまったり…という経験はありませんか?
また、イライラのあまり、車間距離をつめたり速度を出しすぎたりする「いらち運転」にも気をつけたいものです。
忘年会や帰省などで飲み事も増える時期のため、飲酒運転の件数も多くなります。
令和4年度の飲酒運転件数は2,167件で過去よりは減少傾向にあるとはいえ、根絶にはまだまだです。
2024年を清々しい気持ちで迎えるためにもみんなが運転には気をつけましょう。
また、歩行者や自転車を運転する方もヘルメットを着用したり、反射材を活用したり、ながらスマホをやめる…など交通ルールを守って安全に通行してくださいね。
今年もこころのサイエンスの記事をご愛読くださいましてありがとうございました。
来年もよろしくお願いいたします。
【参考】
- 2022年中の交通事故発生状況 交通事故調査分析センター
https://www.itarda.or.jp/situation_accidents - 令和5年版交通安全白書 内閣府
https://www8.cao.go.jp/koutu/taisaku/r05kou_haku/pdf/gaiyo.pdf - 令和5年 年末年始の交通安全県民運動の実施について 沖縄県
https://www.pref.okinawa.jp/site/kodomo/shohikurashi/anzenkatsudo/event/r5nenmatunensi.html - 令和5年「年末年始の交通安全県民運動」の実施について 山口県
https://www.pref.yamaguchi.lg.jp/uploaded/attachment/165376.pdf - みんなで守る「飲酒運転を絶対にしない、させない」 警察庁
https://www.npa.go.jp/bureau/traffic/insyu/info.html
著者・編集者プロフィール
この記事を執筆・編集したのはこころのサイエンス編集部
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