学校へ行きたくないあなたへ

まだまだ寝る時には蒸し暑いのに、朝方は冷え込んでいて体調を崩しがちですが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。
子どもたちにとって、例年よりも少し短い夏休みが終わりましたが、この時期、調子を崩しやすいのは大人だけでなく子どもも同じです。
学校への行き渋りや様子の変化は子どもからのSOSかもしれません。

さて、9月10日~16日は何週間かご存知でしょうか。答えは令和3年度の自殺予防週間です。
これまで様々な自殺に関する記事「ゲートキーパーを知っていますか?」「ひとりで悩んでいませんか?」などを書いてきましたが、改めて自殺予防週間の取り組みなどをお伝えできればと思います。
統計上では9月1日は年間を通じて若者の自殺が多いため、特に子どもたちに向けての自殺対策への取り組みが強化されています。

一例として

  • 24時間子供SOSダイヤル(24時間・通話料無料) 0120-0-78310(ナヤミイオウ)
  • 子どもの人権110番(平日8:30~17:15)0120-007-110

などの相談窓口があります。また、電話では相談しづらいと思う方はLINE・チャットでも相談が可能です。

その他の取り組みとして、文部科学省はいわゆる夏休み明けの18 歳以下の自殺増加傾向に対して組織で対応できる体制の整備や、見守りの強化等の対応を固め、各都道府県・指定都市教育委員会などに通知・依頼をしています。

知り合いのお子さんも小学校からこういったホットラインのチラシを配られていました。
相談することには勇気がいりますが、ぜひ悩んでいる子どもたちがいれば活用していってほしいと思います。
また、どうしても辛いのであれば学校へ行かなくてもいいという選択肢があることを知っておいてほしいと思います。
「行かない・行けない=逃げる・弱虫」ではありません。自分を守る行動を。

[参考]


著者・編集者プロフィール

この記事を執筆・編集したのはこころのサイエンス編集部
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