どうやったら効率よく勉強できるの?

只今受験シーズン中なので、受験生の皆さんは合格を目指して一生懸命勉強をされていることでしょう。

「いかに効率よく勉強できるか」というのは、受験生に限らず、学校へ行く学生さんや何か資格を取るために勉強している方、社会人になって自身のスキルアップのために励んでいる方にとっては永遠のテーマのような気がします。
「どのように勉強すれば身につくのか」というのは心理学の分野でも研究されています。

心理学を使って勉強の効率を上げるには

学習には「記憶」が関係しており、学習効率を高めるには、記憶の特徴を効果的に利用していくことが大切なのです。
記憶は、1度忘れてから思い出す時に定着するらしく、忘れた後にもう一度暗記すると、前回よりも記憶が強固になることが分かっています。

この何度も忘れて暗記し直すというシステムを利用した学習方法に「ライトナーシステム」があります。
ライトナーシステムは、ドイツの科学記者であるライトナー氏が有名なエビングハウスの忘却曲線を元に考案しており、科学的な見地に基づいています。
また、覚えられていない単語に時間をさけ、ある程度覚えられている単語の復習時間を省略できることから、かなり効率の良い勉強法になります。

また、文部科学省後援こころ検定の受検生の方は、テキストを繰り返し読むことを勧められていると思いますが、学習に音読を取り入れてみるのもお勧めですよ。
音読することは、「長期記憶に残りやすい」というメリットがあります。

確かに、私も小学生の頃、国語の時間にテキストを声に出して読んだり、音読の宿題が出されたりしていたので、テキストを見ずにすらすら言えたりしていたし、九九は必ず声に出して覚えていました。

学習に音読を取り入れてみたらいかがでしょうか?

学習方法は、個人個人で合う・合わないというのがあるかと思いますが、自身に合った学習方法を見つけ、効率よく学習を進めていきましょう。


著者・編集者プロフィール

この記事を執筆・編集したのはこころのサイエンス編集部
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