ストレスコーピングについて

皆さんはストレスが溜まったら、何かストレスを発散させるような行動をしていますか?

ストレスで、イライラしてしまうと、自分に余裕がなくなってしまって、人にあたってしまったり、ネガティブな言葉が出てきてしまったりします。

なので、私は、ストレスが溜まったら料理をしたり、舞台を見に行ったり自分の好きなことをして、ストレスを忘れるようなことをしています。

皆さんもストレスを発散しようと、気分転換に出かけたり、おいしいものを食べたり、自分の好きなことを思いっきりするなど、何かしらの行動をしていると思います。

この行動を「コーピング(対処行動)」といいます。

これは、ストレスに対する人間の自然な反応のことです。

ストレスを感じた時に、それを克服しようとしてとる行動、またはストレスを少しでも軽くしようとする行動を、アメリカの心理学者であるリチャード・S・ラザルスが「ストレスコーピング」と名付けました。

ストレスコーピングでは、ストレスを感じた時に「ストレッサーによる刺激→認知→ストレス反応」という一連の流れを自分でしっかりと認識し、対処方法を考えるという作業を行います。

ラザルスは、ストレスに対して自分でできる対処法として8つ挙げています。

  1. ストレスに正面から取り組み、状況を変化させようと積極的に行動する
  2. ストレスを作る状況から距離を置き、ストレスを最小限に抑えようとする
  3. ストレス状況に対する自分の感情や行動をコントロールする
  4. ストレス解消のため、情報収集やカウンセリングなどの支援を求める
  5. ストレス状況における自分の責任を認識し、物事を調整していく
  6. ストレスを感じる状況から逃避しようとする
  7. ストレスを解消するために考える努力をする
  8. ストレスを感じる環境を変え、自分を成長させようとする

自分に合ったストレスコーピングの方法を見つけて、ストレスと上手に付き合っていきましょう。

参考文献

西東社 渋谷昌三「面白いほどよくわかる!心理学の本」


著者・編集者プロフィール

この記事を執筆・編集したのはこころのサイエンス編集部
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