笑顔でいることはとってもお得

6月の最後の金曜日となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。
以前、書かせていただいた「大勢の人前で緊張をほぐす方法」でもお伝えしましたが、筆者は色々なジャンルの動画を観ることが増えました。

スピーチ以外にも、学生時代から会話(間の使い方や構成)の参考にお笑い芸人の漫才を観ていました。
筆者は、学生時代から「NONSTYLE」という二人組の漫才が特に好きで、ボケの多さとツッコミの速さにいつも笑ってしまいます。

また、アドリブ等を入れてくれるので、漫才中に本人たちが笑ってしまっているのもとても面白くて、定期的に動画を観ています。

以前、笑うことは身体にもこころにも良いということをテレビで聞いたことがあり、記事のネタになるなと考え、今一度調べましたので、今日は笑うことでどのように身体やこころに影響を与えるのかご紹介したいと思います。

【笑うことでの影響】

笑うことで、身体とこころにどのように影響があるのか下記にてまとめました。


  • 免疫力が上がる
    →NK細胞(自然治癒力を持つ細胞)が活性化
  • 血行促進と記憶力が上がる
  • 幸福度が上がる
    →脳内麻薬と呼ばれる脳内ホルモンの一種である「エンドルフィン」の分泌

上記以外にも効果があるようですが、まとめてみるとこの三つは共通で紹介されていたので、有力な影響だと考えられます。

免疫力が上がることについては、以前「笑って免疫力を上げよう」でご紹介しましたが、笑うことでNK細胞が活性化し、がん細胞などを退治してくれることから、免疫力が上がるのだそうです。

血行促進と記憶力については、勉強で使えそうですね。
勉強の合間などで笑うことで、眠気覚ましにもなり、記憶力が上がるので勉強の効率が上がりそうです。

幸福度については、笑っている人は「幸せそう」のようなポジティブなイメージで抽象的な考え方ではなく、しっかりと研究によって分かっているので、信憑性があります。

上記のように、笑うことで身体にもこころにも良い影響があることが分かったかと思います。

【長寿にも影響がある?】

寿命に関しての面白い研究がありましたので、ご紹介します。

アメリカのウェイン州立のアーネスト・アベルの調査で、すでに亡くなられている選手の生前の写真を230枚選定し、寿命を調べたそうです。
その際に、「笑顔なし」、「口元だけ笑顔」、「歯を見せた大きな笑顔」の3つの条件で分類し、各条件における平均寿命を調べました。

その結果、「笑顔なし」と「歯を見せた大きな笑顔」を比較すると、7年もの開きがあることが分かったそうです。

医学的根拠というわけではないですが、ここまで差が出るということは、もしかすると先述の身体とこころへの良い影響が関連していると考えてもよさそうです。

【最後に】

以上のように、笑うことは身体とこころに良い影響を与えることをお伝えしました。

筆者も漫才の動画を観る以外に、朝の歯磨きをする際に、大笑いしながら歯を磨いています。

心なしか、目が覚める気がしているので続けていますが、上記のような効果が影響していたと考えると今後も続けたいと思いました。

笑うことはすぐに出来ますし、周囲の人と楽しいことや嬉しいことをお話して日々、笑顔で過ごしていれば、身体も心も健康になれるので、皆様もこれから意識してみてはいかがでしょうか。

【参考文献】


著者・編集者プロフィール

この記事を執筆・編集したのはこころのサイエンス編集部
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