今回はパーソナリティ心理学についてお話しします。
まず、パーソナリティとは人格や性格のことです。
文部科学省後援こころ検定®3級では、性格に関する理論や性格を測定する方法などを紹介しています。
また、血液型性格占いは本当に当たるのか?!など、興味深い内容となっています。
さて、近年、大学のパーソナリティ心理学の授業では「自己理解を深める」ということで「アサーション」を取り扱うことも増えてきました。
「アサーション」とはなにかというと「主張」のことです。
「主張」といっても自分の意見だけを通したり、ワガママを言ったりということではありません。
ここでいう「アサーション」とは、自分の意見も相手の意見も尊重しましょうということです。
★「人の話を聞く方法」
アメリカの心理学者ウォルピィ(Wolpe,J.)は、自己表現のタイプには3つあると述べています。
- 攻撃的タイプ…相手の意見や気持ちを無視し、自分の主張ばかり押し通そうとするタイプ。
- 非主張タイプ…自分の主張をはっきりと言わない、控えめタイプ。
- アサーティブタイプ…自分の意見をはっきりと伝えつつも相手の気持ちも考えることのできるタイプ。(①と②の黄金比といわれています)
①の攻撃的タイプは、自己主張が激しいため、いずれ人に嫌われてしまいます。
また、勝つために常に気を張っていなければならず非常に疲れます。
②の非主張タイプは、どうせ自分の意見なんて誰も聞いてくれないと悲観します。また、意見を言えなかったことを引きずります。
③のアサーティブタイプは、自分の意見も主張しつつ、相手の立場や意見も尊重できるの
で、誰も嫌な思いをすることがありません。
このアサーティブを目指そうというのがアサーションです。
アサーションはトレーニングによって身につけることが可能といわれています。
気になられた方はぜひ「アサーション・トレーニング」を調べてみてはいかがでしょうか。
著者・編集者プロフィール
この記事を執筆・編集したのはこころのサイエンス編集部
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