仕事へのモチベーションはどこで保つか

お仕事をされている方へ。あなたは仕事が楽しいですか?
職場の人間関係は良好ですか?
労働に見合った対価を得ていますか?
そして、睡眠を十分確保できていますか?知らずしらずのうちにストレスに蝕まれていませんか―?

ここのところ、こころのサイエンス編集部はありがたくも最近多忙でして、あっという間に定時を迎えます。
猫の手も借りたいくらい目まぐるしくもあります。
余裕がなければ、つい心の声がダダ漏れになってしまうことも……。
そんな中、お互い意見を出し合いながら、リカバリしながら、仕事をどうにかこうにか進めています。

内情はこれくらいにしておいて、産業組織心理学では、生産能率について物理的・心理的側面から調査を行った研究があります。
これはホーソン研究というもので、アメリカの電話機製造会社のホーソン工場にて行われた実験です。

この実験は当初、照明の明るさと生産能率について関連が認められるかというものでしたが、これらには関連は認められませんでした。
次に、休憩時間の長さと生産能率について調査を行い、作業時間を短くしたところ生産能率は上昇しましたが、元の作業時間に戻しても生産能率は高いままでした。
その他、賃金や軽食、部屋の温度や湿度などの物理的条件を変えても生産能率は変わりませんでした。

生産能率には、労働者のモラル、態度、感情などが大きな影響を及ぼしているとの結論に至り、従業員の態度や感情は自身の過去の経歴や職場内での人間関係や仲間意識に大きく左右されるということが明らかになりました。
一方で、周囲から「見られる」ことで生産能率が上昇することもわかっています。

給料がすごく高いけれども人間関係が微妙な所よりも、給料は一般的でも人間関係が良好な所の方が余計なストレスもなく仕事に専念することが出来、スムーズに連携をとることが出来るので、結果として効率化に繋がるということで、これからも編集部はチームプレーで頑張っていきたいと思います。


著者・編集者プロフィール

この記事を執筆・編集したのはこころのサイエンス編集部
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