今月半ばより新型コロナウイルスの感染者が再び増加しておりますが、その陰に隠れて感染性胃腸炎が昨年の11月頃から増加しているそうです。
感染性胃腸炎は冬にかかりやすい感染症で、「ノロウイルス」や「ロタウイルス」などに感染することで発症する感染症です。
よく牡蠣にあたったと聞くと思いますが、あれは感染性胃腸炎の原因となる「ノロウイルス」が体内に蓄積した牡蠣を食べたことによる食中毒です。
感染経路は、牡蠣を食べてあたることから分かるように、ウイルスに汚染された食品を口にしたり、感染症なので感染者からうつることもあります。
例えば、保育園などで流行り、感染した子どもから親へ感染し、一家全員がかかるケースもあるそうです。
感染しないために消毒すれば予防対策になる、ウイルスならアルコール消毒で死滅するのではないか、と思っている方も多いかと思います。
ですが、怖いことに新型コロナウイルスには有効なアルコール消毒が、「ノロウイルス」や「ロタウイルス」には効きにくいのだそうです。
だったらどうすれば良いのかということなんですが、感染予防対策の基本である「手洗い」を徹底すること、小さいお子さんへのロタウイルスのワクチン接種、日常生活の生活習慣を整えることや腸内環境を整えることも有効な対策となります。
私自身は感染したことがないですが、症状が発熱、下痢、吐き気、嘔吐、腹痛など、聞くだけで、惨状になることが想像できるので絶対かかりたくないなと思います。
消毒するから手洗いが疎かになっていませんか?
アルコールの手指消毒だけでなく、消毒の前にしっかり手洗いすることを徹底し、日頃から感染対策を意識しましょう。
参考文献
- khbニュース2022年01月11日 18時10分「アルコール消毒だけでは不十分? 増える感染性胃腸炎」
https://www.khb-tv.co.jp/news/localNews/202201111833010.html - ビオフェルミン製薬株式会社 2022年01月20日 14:49「全国各地の自治体が「ノロウイルス食中毒注意報」を発令中! アルコール消毒では感染予防が難しいノロウイルス・ロタウイルス。 専門医監修のもと、感染予防策と感染性胃腸炎の発症予防策を解説」
https://digitalpr.jp/r/55089
著者・編集者プロフィール
この記事を執筆・編集したのはこころのサイエンス編集部
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