新年度で進学や就職などで生活習慣が変わったり、この時期の寒暖差など疲れやストレスが溜まっている季節でもあります。
つい先日、筆者の友人が「帯状疱疹」を発症し、この記事を書いている今も薬を服用して治療を続けています。
「帯状疱疹」というと高齢の方が、免疫力が低下し発症しやすいイメージでしたが、最近は若い世代でも患者が急増しているとのことです。
初期には気づきにくく、最初はかゆみで、のちに強い痛みや発疹などの症状が出て、放置すると後遺症が残ることもあるそうです。
帯状疱疹の特徴
身体の左右どちらか一方に、ピリピリと刺すような痛みと、これに続いて赤い斑点と小さな水ぶくれが帯状にあらわれる病気を「帯状疱疹」と呼びます。
帯状疱疹はどのような原因で発症するのか?
症状を引き起こすのは、水ぼうそうと同じウイルスで、子供のころなどに罹った水ぼうそうのウイルスが体内に残っていて、免疫力の低下などをきっかけに再び活性化し、発症します。
日本人成人の90%以上はこのウイルスが体内に潜伏していて、帯状疱疹を発症する可能性があり、加齢、疲労、ストレスなどによる免疫力の低下によって発症します。
早めの治療がとても大切
治療が遅れると痛みの長期化や合併・後遺症の発症につながるリスクが高まりますので、早期発見・早期治療が重要です。帯状疱疹は頭部から顔面に症状が出ることもあり、目の症状として角膜炎や結膜炎、ぶどう膜炎などの合併症を引き起こすことがあります。重症化すると視力低下や失明に至ることがありますので、早めの治療がとても大切です。
帯状疱疹の初期症状
- 小さな虫刺されのようなものができる
- 神経に沿って体の片側に違和感や軽いピリピリした痛み
痛みを伴う皮膚症状が出たときは帯状疱疹かもしれないので、早めに皮膚科を受診してください。
帯状疱疹の予防法
- バランスの良い食事、十分な睡眠、適度な運動で規則正しい生活を送り、免疫力を高める。
- ストレス解消をする。
- 気温の変動が大きい時期は、服装で気温変化にすぐ対応する。
- 帯状疱疹ワクチンの接種(医療機関に相談)
最後に
帯状疱疹は、免疫力が低下すると、誰にでも発症する可能性のある病気です。
上記の予防法で、体調管理を心がけることが大切です。
また、帯状疱疹の初期症状が現れたらすぐに医療機関へ受診をしてください。
参考文献
- 帯状疱疹予防.jp
https://taijouhoushin-yobou.jp/ - ウェザーニュース「早期発見のポイントは? 季節、環境の変わり目に注意したい帯状疱疹」https://weathernews.jp/s/topics/202303/280135/
著者・編集者プロフィール
この記事を執筆・編集したのはこころのサイエンス編集部
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