フードロスについて考えてみた①

筆者の地域では今朝が週2回のもえるゴミの日だったのですが、あまりのゴミの多さに「あぁ、またゴミ多いな」と思うことはあるのですが、皿洗いをしていてふと、この生ゴミと残飯(すみません)にひと家庭でこれほどのゴミが出るのであれば、日本ではどれくらいのゴミが出るのか気になったので、今回はフードロスについて書いてみました。

農林水産省によると、本来食べられるものにもかかわらず、廃棄される「食品(フード)ロス」の量は年間570万t(令和元年度推計値)にも及び、これは1人当たりの食品ロス量が1年で約45kg(1日あたり1人茶碗1杯分のごはん相当)の計算になるそうです。

20数年前、某ファストフードのチェーン店でアルバイトをしていた時、ゴミ袋45L3袋分の廃棄が出ていたことを思い出すと何ともいえない気分になります(食品衛生上、スタッフの持ち帰りはNGとされていました)。

現在は、コンビニエンスストアなどでも消費期限が迫った食品やパンを購入すると5%引きのシールが貼られていたり、食べるには問題ないちょっとした型崩れの洋菓子をアウトレットで販売したり、スーパーの閉店時間間際には半額シールが貼られたりと廃棄を避けるための様々な企業努力がされています(個人的にはおつとめ品を探すのが楽しいです)。

消費者側もすぐ食べるのであれば商品陳列棚の奥から取らない、野菜の皮ごと料理に使う、外食の際は食べる分だけ注文するなど、ちょっとした心がけが“ちりつも”になります。

特に、外⾷産業から出てしまう⾷べ残し等は家畜に対して有害なものが混⼊してしまう恐れがあり、飼料へのリサイクルに不向きなものが多いのだそうです。

昨年「貧困率を知っていますか」という記事の中で、貧困についても触れましたが、もしも消費しきれない缶詰や食材があったら、フードバンクや子ども食堂に提供することもできます。

これを機に自分にできること(半額シール狙い以外に…)を考えてみたいと思います。

【参考】


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この記事を執筆・編集したのはこころのサイエンス編集部
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