私は、週に2回ほど車を運転するのですが、気づいたことがあります。
ハンドルを握ると性格が変わるのではないかということです。
運転中に性格が変わる人いますよね。
どうして性格が変わってしまうのでしょうか。
心当たりのある方もそうでない方も読んでみませんか?
よく、「運転をするとガラリと人柄が変わる」ということが言われます。
私もそう思っていました。
しかし、その言葉は正しくありません。正確には「その人の心の奥底が運転に現れる」です。
なぜ、車を運転すると性格が変わる人がいるのか?
簡単に言ってしまえば、「普段過ごしている世界」と「車で過ごしている世界」の認知がまったく違うからです。
普段過ごしている現実に対して、その空間だけを特別な場所だと認識し、別の認知を持ってくるそう。
“「認知」とは心理学では、物事の捉え方や考え方を指します。”
運転をすると人が変わるのではなく、運転に全部本性が表れているのだということです。
普段物静かで、あまり自己主張をせず、言われたことを素直にこなしている知り合いも、運転をするとなると、荒々しく、終始イライラしながら運転をするかもしれません。
車という乗り物の特性が人の性格を変える力を持っている
車を運転する際は、結構慎重になるべきですよね。
しかし、車に乗っている人はというと、車というシールドに密閉されていますよね。
車に乗ると性格が変わる人は、着ぐるみを着て性格を豹変できる人と同じ効果を得ていると言われています。
車という仮面があるから、本当の自分をむき出しにできる。
他者に暴言を吐こうが、窓を閉めている限り聞こえませんよね。
車というのは、人によっては、本音を一気に開示する場所だと言えます。
「安全運転」はドライバーや周りの人にとっても基本のマナーになります。
運転するときの心掛けや注意点について、今一度考え直してみてはいかがでしょうか。
年末年始はせわしく運転をするドライバーが多く、1年で最も交通事故が多いともいわれます。みなさん、安全運転でお願いしますね!
出典
文部科学省後援こころ検定公式テキスト4級第2章“こころ”と物事の捉え方の関係(認知心理学)p.42
「性格を知りたければ、その人の車と運転を見なさい」
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この記事を執筆・編集したのはこころのサイエンス編集部
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