歯が痛いのは虫歯のせい?

前回「チョコをちょこっと食べて健康に」という記事がアップされました。その続編もアップされるとかしないとか。チョコを食べるとその甘さが染みわたり幸せな気分になります。夜分に甘いものを食べて歯磨きをせずについ寝てしまうこともしばしあるのですが、休日の前夜に襲ってくる歯痛…。歯医者さん休みという日に限って耐えがたい激痛が走るんですよね…。

さて、“歯が痛くなる”のは、虫歯や歯の病気によるものだけなのでしょうか。歯が痛いと感じるのは実は「口腔心身症」によるものかもしれません。「心身症」はよく聞きますが、「口腔心身症」はその名の通り、口や舌、歯がどこも悪くない(異常がない)にも関わらず、違和感や鈍痛が現れるものです。

症状として、舌痛症(舌をはじめとする口腔内の粘膜の慢性的な痛み)、非定型歯痛(歯や歯ぐき、顎部分の慢性的な痛み)、口腔異常感症(口内の違和感、味覚の違和感)、咬合異常感、顎関節症など…に加え、口臭恐怖症や歯科治療恐怖症などもあります。

歯科での診察を入念に行った結果、歯や口腔内には異常がみられなかったのですが、患者さんが歯の痛みを訴えるあまり、ついに健康な歯も本人の強い希望によって抜くこととなった事例もあるそうです。

心身症の治療には薬物療法や心理療法が有効とされており、この口腔心身症にも正しい認知の修正と適切な向精神薬の投与が有効といわれています。

これまで“こころ”について、いろいろ記事を書いてきましたが、この口腔心身症についてはあまり知らなかったことがたくさんありました。口腔心身症を抱える方にとっては一日ほぼ口の中の違和感や痛みに支配されているということは、わたしたちの想像を絶する苦しみだと思います。このほかにも様々な心身についても疾患についての正しい理解を深めていきたいと思います。

参考資料:

日本学術会議協力学術研究団体 メンタルケア学術学会

精神解剖生理学基礎 2015年

歯科心身症の診断と治療

東京医科歯科大学大学院 医歯学総合研究科 頭頸部心身医学分野

豊福 明 http://www.tmd.ac.jp/grad/ompm/2007_3.pdf

 

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