【10月は猛暑・蚊・台風にご注意ください】この暑さいつまでつづくの?

9月に入ってもなお猛暑が続き、秋という季節を感じにくい今日この頃。しかし、2025年の日本列島は、記録的な猛暑に見舞われた夏を経て、10月に入ってもなお例年とは異なる気象の影響を受け続けると予想されています。今年の秋は「猛暑の名残」「蚊の再びの活動」「台風シーズンの長期化」という三重の要因が、私たちの生活に影響を及ぼしそうです。

10月の気温

気象庁によると、2025年の夏は異常気象と位置づけられるほどの猛暑でした。その影響は秋に入っても衰えず、9月下旬から10月上旬にかけて30℃を超える真夏日が出現する地域も予測されています。特に「10年に一度レベルの高温」とされる時期が9月中旬〜10月初めにかけて訪れる可能性があり、熱中症対策を続ける必要があります。衣替えの時期であっても、引き続き水分補給や室内の温度管理に注意しましょう。

秋に増える蚊

夏の猛暑では「蚊バテ」と呼ばれる現象が起き、気温が高すぎることで蚊の活動は一時的に弱まりました。しかし、9月中旬以降は気温がやや落ち着き、新たに発生した元気な蚊が活動を活発化させると指摘されています。そのため、10月も引き続き蚊に刺されるリスクが高い状態が続くといわれています。外出や庭の手入れでは虫よけスプレーや長袖の活用を心がけましょう。また、水が溜まったバケツや植木鉢の受け皿などは、ボウフラの発生源になりやすいため注意が必要です。

台風

例年、10月も台風シーズンの一部に含まれますが、2025年は特に平年並みかやや多めの台風接近が予測されています。しかも、発生から日本接近までの時間が短く、強い勢力を保ったまま接近する可能性があるため、十分な警戒が必要です。さらに、秋雨前線の活動も重なり、10月下旬まで大雨や強風のリスクが続く見込みです。非常用持ち出し袋の再点検や、家屋の雨どい・排水の確認など、防災対策を怠らないことが大切ですね。

2025年10月は、残暑の厳しさ、秋に活発化する蚊、そして台風のリスクという三つの課題が重なり合う月となりそうです。

•気温:30℃前後の暑さが続くため、引き続き熱中症に注意。

•蚊:夏よりも元気な蚊が活動、10月も刺されやすい環境。

•台風:平年並み〜やや多めの接近予測、強い台風の可能性あり。

最後に

いかがだったでしょうか?

秋だから安心とは言えない2025年の10月。気候変動の影響を肌で感じる今年は、暮らしの中でできる備えを続けることが、安心と安全につながりそうですね。

参考サイト

【tenki.jp】~【早期天候情報】9月中旬から10月初めにかけて10年に一度の高温に~

【tenki.jp】~猛暑で“蚊”はどうなる?35℃超で活動低下も…秋にかけて注意~

【TBS NEWS DIG】~秋に増える“元気な蚊”に注意~

【日本気象協会】~2025年の台風予測~

【ウェザーニューズ】~2025年台風発生・接近の見通し~


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