新型コロナの影響で、産後うつになるリスクが2倍になるという記事を目にしました。
私も今年の6月に甥っ子が産まれたので、他人ごとではないなと思いながら記事を読んでいました。
実際に産んで育てているわけではないので、育児の苦労やストレスなどは育ててみないと分からない部分が多いですが、うつにならないための環境づくりなど、なるべく協力できることは協力したいなと思います。
今回は、産後うつ病について書いていきたいと思います。
みなさん、綾野剛さん主演の「コウノドリ」というドラマをご存じでしょうか?
こちらにも産後うつ病になったお母さんのお話が出てきます。
話の中では、非協力的な夫と職場復帰への焦りからどんどん追い詰められていく高橋メアリージュンさん演じるお母さんの様子が描かれており、最終的には、病院の受付に子どもをおいて、屋上から身を投じそうになったところを、星野源さん演じる四宮先生によって自分は産後うつ病という病気なんだということに気づかされて救われるというお話です。
ドラマでも見られましたが、産後うつ病の症状には、気分の落ち込みや激しい気分の浮き沈み、産まれた子どもに対して親らしい愛情を感じられなくなる、ちょっとしたことで激しく泣き出したり、涙もろくなる、ひどい疲れを感じるのによく眠れない、自分は良い親ではないのでは、と感じて不安になることもよくあるといわれています。
重症の場合は、パニック発作や自傷行為、自殺が頭に浮かぶこともあります。
以上のような症状が見られるということなので自分が育てる時は大丈夫だろうかと少し不安になってしまいますよね。
子育ては1人でやるものではないし、ドラマのセリフを借りるなら、少しくらいだれかに頼ったっていいんですよ。
子育てに追い詰められる前に助けを求めることも大事だと思いますが、いつでも頼ってねと安心して頼れる、サポートを受けられる環境を作ることも大事だなと思います。
参考文献
時事ドットコムニュース2020年11月02日13時36分「産後うつのリスク2倍に コロナで孤立、長期化の懸念も―専門家「早めの対応を」」
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020110200126&g=soc
黒木俊秀監修「ひと目でわかる心のしくみとはたらき図鑑」創元社2019年8月1日発行
著者・編集者プロフィール
この記事を執筆・編集したのはこころのサイエンス編集部
こころのサイエンス編集部の紹介はこちら
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