ヘリコプターペアレントってどんな親?

11月は「児童虐待防止推進月間」ですので、虐待に関連する記事を書いていきたいと思います。

虐待の一種であるネグレクト(育児放棄)の逆のような「過保護・過干渉」

「優しい虐待」の記事でも書かれていましたが、もう少し詳しく書いていきたいと思います。

○○ペアレントと聞いて、何を思い浮かべますか?

モンスターペアレントは聞いたことあると思いますが、わが子がかわいくてついつい、過保護・過干渉になってしまう、ヘリコプターペアレントについて紹介したいと思います。

ヘリコプターペアレントは筆者も初めて聞く言葉なのですが、ヘリコプターが上空を停止飛行している状態(ホバリング)からきており、ヘリコプターのように子どもを監視したり、過度に生活や教育に関与する親のことをさしています。

ヘリコプターペアレントの特徴は以下のようなものがあります。

  • 子どもを危険にさらしたくない、失敗させたくないという思いから、行動を制限する
  • 子どもの決断に口出しをしたり、自分で選択することを許さない
  • 子どもの問題を親が解決する
  • 子どもに対して過度に批判的で、子どもへの要求が強い

子を思う気持ちは分かりますが、過保護・過干渉も度が過ぎてしまうと、子どもの自立心や決断力、行動力などの成長を妨げることにもつながりかねません。

ヘリコプターペアレント気味かなと思われる方は以下を意識して子どもと接してみましょう。

  • 子どもを一人前の人間として接し、子どもの意見を尊重する
  • 失敗を恐れず、何事にもチャレンジさせる
  • チャレンジした結果、良かった点・頑張った点は褒めてあげて、結果失敗に終わったとしても、なぜ失敗したのか振り返りをさせ失敗に向き合う姿勢をとらせる

「可愛い子には旅をさせよ」ということわざがあるように、失敗を恐れて何もさせないよりも、あえて失敗や厳しい経験を積ませ、子どもが本当に必要な時に親が手を差し伸べるのが親の役目かなと筆者は思います。

参考サイト

著者・編集者プロフィール

この記事を執筆・編集したのはこころのサイエンス編集部
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