先日、世界経済フォーラムより男女格差(ジェンダーギャップ)指数ランキング2020年版が発表されました。
悲しいことに、日本は153ヵ国中121位と決していい順位とは言えませんよね。
最近も、元東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長の女性蔑視発言が問題となっていましたし、過去にも医学部の入学試験に女性差別があり、女性合格者を減らすために得点調整した問題など記憶に新しいと思います。
ランキングからも日本はまだまだ男女の格差があることが分かりますね。
さて、男女格差問題について触れておきながらも、今回は男性と女性の脳の違いについて書きたいと思います。
男性と女性は身体に違いがあることは見て分かると思いますが、男性と女性の脳にも少し構造に違いがあることをご存じでしょうか?
右脳と左脳をつなぎ、右脳左脳の情報交換の役割を果たしている「脳梁」というところが女性の方が男性よりも大きいとされています。
女性は脳梁が大きく、左右の脳を同時に使うため、細かい気配りや感覚が優れているといわれています。
逆に男性は脳梁が小さいため左右の脳の情報交換を臨機応変にしにくく、例えば失敗してもすぐに切り替えることが難しいそうです。
また、男性と女性で右脳と左脳の発達に差があり、女性は、左脳の成長が早く、言語・字を覚えることに優れており、男性は右脳の成長が早く、空間能力、論理や知覚能力に優れているといわれています。
優れているといいましたが、個人差があることは悪しからず。
男性と女性で身体の構造の違いからできること・できないことがあると思いますが、個人の適性や能力に関係なく男性だから、女性だからという理由で区別するのが差別です。
男女間で向き・不向きが出てくることは仕方ないことだと思いますが、大事なのは男性・女性にとらわれず、自分らしく自分の個性や能力を育てることが大切だと私は思います。
参考文献
MEMORVA 2021-02-05「男女格差(ジェンダーギャップ)指数ランキング(2020年版)」https://memorva.jp/ranking/world/wef_global_gender_gap_report.php
LEC東京リーガルマインド「脳の性差はいかに決定されるか」https://www.lec-jp.com/h-bunka/item/v252/pdf/200506_14.pdf
西東社 渋谷昌三「面白いほどよくわかる!心理学の本」
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この記事を執筆・編集したのはこころのサイエンス編集部
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