バーンアウト(燃え尽き症候群)とは?

バーンアウトとは、英語で「燃え尽きる」という意味を指します。
身体的・精神的な疲労によって、エネルギーが奪い取られ疲れ果ててしまう状態です。

ネットニュースで、気になる記事を見かけました。
「コロナ医療従事者4人に1人が燃え尽き症候群」ということで、かなりストレスを抱えていらっしゃるなと感じました。
そこで、今回は燃え尽き症候群について記事を書きたいと思います。

以前職場内での不適応についての記事で紹介した中で、燃え尽き症候群についてご紹介しました。

一定の目的や生き方、関心に対して、献身的に努力したが、期待された報酬が得られなかった結果生じる疲労感、あるいは欲求不満のことをいいます。

これまでに熱心に仕事をしてきた人が、自分を卑下したり、燃え尽きるように仕事を嫌悪したり、興味・関心を失う状態です。

ある程度の能力が高く、まじめで努力家の人が陥りやすいといわれています。

まだ終息が見えない新型コロナウイルス感染症の対応に当たっている医療従事者などが燃え尽き症候群に陥っているとのことです。

症状が最も重い新型コロナウイルス感染者を診る「3次救急」に指定されている全国15の医療機関で、治療に当たる医療従事者の4人に1人が、自分がバーンアウト(燃え尽き症候群)の状態だと感じているそうです。

引用:【独自】コロナ医療従事者4人に1人が燃え尽き症候群 倉敷中央病院(岡山県)医長ら全国調査

医師や看護師などの業務は、感情を使って対人援助を行う、いわば感情労働であり、特に燃え尽き状態に陥りやすい職種の一つと考えられています。

仕事に感情が乗っ取られないよう、一日の中で1時間程度は「自分の感情に正直になる時間」を設けるといいそうです。

この記事を読んでいる方や、周りにも是非、一人一人が危機感を共有し、感染防止の徹底を今まで以上に行い、少しでも医療従事者たちの負担が軽くなるよう私たちが行動することが重要であると私は思います。

参考文献


著者・編集者プロフィール

この記事を執筆・編集したのはこころのサイエンス編集部
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