春は空き巣などの事件が多くなると言われています。ニュースなどで、空き巣被害や強盗など昔に比べて多く報道されていますよね。監視カメラなどの防犯グッズが増えているにも関わらず、こういった被害がかなり増えているように感じます。今回は、実際に空き巣に使われているマークや対策についてご紹介させていただきます。
どういった家が狙われやすいのか?
空き巣に狙われやすい家の3つの特徴(戸建ての場合)
・塀が高く敷地が覆われているつくりの家
一見すると侵入がしづらいように思えますが、一度侵入してしまえば外から(周りから)の視線が気にならず、周囲から気付かれにくいという利点があります。
・手入れがされていない建物や庭
草が伸びきっていたり、郵便受けに新聞やチラシなどが溜まっている家は、「手入れがされていない=防犯意識が低い」と認識され狙われやすくなります。
・下見されやすい立地
犯人は空き巣に入る前に、住民の生活スケジュールや侵入経路の下見を行う事が多いため、近くに公園や工事現場、角地や人通りの多い土地は狙われやすいといわれています。
空き巣によるマーキングの種類や意味
(アルファベットや記号によるマーキング)
・M:男性/W:女性
・F:家族世帯/S:一人暮らし/WS:女性の一人暮らし
・○:侵入しやすい家/×:侵入できない家/△:侵入できる可能性がある家
・ル(R):留守/SS:土日休み
(例)
・w8-20(ル)⇒平日の8時から20時まで留守
・20SW_9・21⇒20代一人暮らし女性、9時外出、21時帰宅
このようなマークが、自宅の玄関扉の枠、表札の側面、インターフォンの側面・底面、郵便受けの側面や扉、窓枠、電気・ガス・水道のメーターボックスや配管などに残され、狙われやすくなります。このようなマークを見つけた際は、空き巣犯に狙われている可能性があるため、証拠の写真を撮影して警察に相談しましょう。
空き巣対策
まずは先ほど紹介した狙われやすい家の特徴を踏まえ改善し対策を行いましょう。
・玄関や窓、勝手口の施錠
基本中の基本ですが、玄関ドアや窓の施錠はしっかりしましょう。ゴミ出しなど少しの間であっても、犯人が侵入可能性があります。必ず施錠し離れるようにしましょう。
・防犯ブザーやセンサーライト
窓用の防犯ブザーは、衝撃を検知して大きな音がなるため、音を嫌って侵入を諦めて立ち去る効果が期待できます。また、センサーライトは、近づくだけでパッと照明が点灯するため、侵入者への威嚇になりブザー同様に効果が期待できます。
・庭やベランダの見通しを良くする
空き巣は庭やベランダから侵入してくる場合があります。侵入されない為には、外からの見通しを良くしましょう。庭やベランダに背の高い植物や、大きなモノなどで隠れられる場所ができてしまうと、空き巣に侵入しやすいと感じさせてしまいます。外から見ても隠れられないようにベランダをすっきりと片づけましょう。
・防犯フィルムを活用する
ガラス破り(窓のガラスなどを破壊して侵入する手段)を防ぐための防犯フィルムは、ガラスに貼るだけで、ガラスが割れにくくなり侵入が困難になるので、強盗・空き巣の対策として期待できます。
最後に
いかがだったでしょうか?筆者の自宅でも、侵入できる窓の近くにエアコンの室外機を設置しない、庭に防犯砂利を敷くなどして防犯対策を行っています。日頃から防犯意識をもって万が一の事態を未然に防ぐことが大切ですね。

参考サイト
●【ALSOK】~空き巣が用いるマーキングの種類や狙われたときの対処法を紹介~
●【ボディーガード】~春は空き巣が増加|被害に遭わないための防犯対策~
著者・編集者プロフィール
この記事を執筆・編集したのはこころのサイエンス編集部
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