皆さんは自分の顔を鏡でじっくり見たことありますか?
よく観察してみると、右側の顔と左側の顔、違うんですよね。
美人の条件は左右対称と聞いたことがあり、昔、顔写真の真ん中に鏡を置いて、右側だけの顔、左側だけの顔を作ってみたところ、びっくりするぐらい別人…ショックではなかったですが、逆に映った顔が面白くて笑ってしまいました。
少し話がそれてしまいましたが、それではどちらが本当の自分の顔に近いのでしょうか?
今回はこのテーマで書きたいと思います。
これには右脳と左脳の働きが関係しています。
まず、右脳と左脳がどのような働きをしているかというと、右脳は身体の左半身の、左脳は身体の右半身の運動機能をコントロールしています。
つまり、右脳から出る指令は左半身に伝わり、左脳から出る指令は右半身に伝わるということです。
一般的に、右脳は直感的な物事を理解したり、創造的な発想を担い、例えば、芸術的な絵を見たり音楽を聴いたりする時に活発に働くとされています。
また、喜怒哀楽などの感情を司り、コントロールする働きもしています。
一方、左脳は、言語中枢があるので言語の処理、計算、論理的思考を司っています。
理数系が得意な人は、左脳が発達しているということですね。
そうなると上記の働きから見て、右脳の反応があらわれるのは左半身なので、左側の顔にはその人の素直な感情が出やすいということになりますね。
ですので、本当の自分の顔に近いのは左側の顔ということになります。
その逆に、右側の顔は内心とは別に、つくった表情があらわれるそうです。
相手の本当の気持ちが分からない時は、顔の左側を注目して見ると、本音が分かるかもしれませんね。
参考文献
おもしろ心理学会「面白いほどわかる!他人の心理大事典」(青春出版社/2012年)
西東社 渋谷昌三「面白いほどよくわかる!心理学の本」
著者・編集者プロフィール
この記事を執筆・編集したのはこころのサイエンス編集部
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