梅雨に入りましたが、雨が降らず、「もう夏なのかな?」と思うほど、気温が高い日が続いています。
おまけに高い湿度がプラスされると、筆者はマスクをしているので息苦しさを感じます。
梅雨らしくはないですが、これからの季節に気になることといえば、カビですよね。
湿度が高くなり、カビが繁殖しやすくなる時期でもあります。
食パンもすぐ食べきらないとすぐにカビが生えるので、我が家では朝のパンチェックを行うのが最近の日課となっています。
食品以外にも、家具、お風呂の壁や床など気を付けなければなりませんが、今回は、カビはカビでも、耳に生えるカビについて書きたいと思います。
耳にもカビが生えるの!?
耳にもカビが生えるの?と驚くかと思いますが、「外耳道真菌症」という、耳にカビが生える病気があります。
外耳道は、耳の穴から鼓膜までの通り道で、この外耳道に耳かきなどで傷がつくと炎症が起こり(これを外耳道炎といいます)、そこに真菌(カビ)が繁殖することで、外耳道真菌症が起こるといわれています。
症状として、耳のかゆみ・痛み、耳漏(耳から液体が排出される)、耳の閉塞感、難聴などがあります。
原因の一つが、先ほどもいいました、外耳道を傷つけてしまうことにあります。
筆者もお風呂上りなどに水気をとりたくて綿棒で耳掃除を頻繁行ってしまいます。
強くこすったり、掻いたりする過剰な耳かきは外耳道を傷つけるので、耳かきの際は気をつけなければいけません。
また、イヤホンの使用にも注意が必要です。
イヤホンをつけて動画を見たり、音楽を聴いたりする方も多いと思います。
イヤホンで耳を塞ぐことで耳の中が高温多湿状態になり、真菌にとっては繁殖する環境として最適な環境となるのです。
これからの時期は湿度が高く、長時間イヤホンをつけて耳を密閉すると、外耳道真菌症のリスクが高まるといわれています。
最後に
耳かきやイヤホンは、日常生活の中で何気なく取り入れていますが、やりすぎないように注意しなければいけませんね。

参考サイト
●細田耳鼻科2019.06.28「イヤホンで耳にカビ!?痛みやかゆみは要注意!」
●RSK[山陽放送6/16(月) 11:02配信「【耳の中にカビ】梅雨の時期に注意 若者の”難聴”が深刻→ワイヤレスなど「イヤホン多用」が背景→”認知症”リスクも」
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この記事を執筆・編集したのはこころのサイエンス編集部
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