突然ですが、あなたはポジティブですか?それともネガティブですか?
わたしはどちらかというとネガティブでした。
しかし、歳を重ね、様々な人生経験をしていく上で、ポジティブまでには至りませんが、それなりに感情や考え方をコントロールすることが出来るようになった気がします。歳をとるのも悪くはないと思った今日このごろです。
ポジティブ心理学
さて、様々な心理学の中にはパーソナリティ心理学というものがあり、ポジティブ心理学という学問があります。
その考え方のひとつとして「Well-being」なるものがあります。
これは「幸福な状態」ともいわれています。
これは身体的・精神的に良好な状態かつ、幸福感や満足感が得られている状態をいいます。
この「Well-being」はマーティン・セリグマン博士によって「PERMA」という5要素から成り立っていることが研究の結果、判明しました。
- 「P」Positive Emotion:ポジティブ感情
- 「E」Engagement 楽しいことに関わる、没頭する(没頭している状態をフロー(Flow)といいます)
- 「R」Relationship:豊かな人間関係
- 「M」Meaning:人生の意味や意義
- 「A」Accomplishment:達成
これらはひとつひとつの要素のみで成り立つものではなく、それぞれの要素が関係しあって成り立つものとされています。
この「Well-being」でも重要とされる「P」Positive Emotion:ポジティブ感情ですが、では、ネガティブ感情はそこまで悪いものなのでしょうか。
ポジティブ心理学ではネガティブについても必要であるとしています。
ポジティブとネガティブのどちらかだけではなく、どちらも存在することが人間の成長とより良い生活には欠かせないとされ、また、このポジティブ感情とネガティブ感情には黄金比があり、その比率は3:1といわれています。
バーバラ・フレドリクソン教授は、ネガティブ感情を1つ感じるごとにポジティブ感情を3つ感じるべきであると述べています。
人間誰しも悩みを抱えることはもちろんあり、このネガティブ感情によっても人として成長することができるようですね。
著者・編集者プロフィール
この記事を執筆・編集したのはこころのサイエンス編集部
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