メンタルケア学術学会大会に行ってきました!

去る2023年10月1日(日)にメンタルケア学術学会の第21回大会が行われました。
今回は会場とオンラインでの開催でしたが、筆者は昨年に引き続き大会に参加(オンライン視聴)したので、当日の様子を踏まえてお伝えします。
前回の様子はこちらから【体験レポート】学術大会ってどんなもの?

今回のテーマは「あらためて考えるメンタルヘルスと感情」でした。
午前中の講演は「ペットロスにおける過程モデルと悲嘆夢」とワークショップ「読書deエンカウンター」が行われ、ペットとの離別(死別)に関連する悲嘆や不思議体験・外傷後成長など普段あまり聞きなれないことやはじめて得る知識などがありました。


現代では、愛玩動物は“ペット”というよりも“家族”であったり“人生の伴侶”であったりと心の拠り所でもあります。
普段ペットを飼っていない方も新たな発見があったのではないでしょうか。


昼休憩を挟んで「感情とうまく付き合うためのヒント-アンガーマネジメント」と題した講演が行われましたが、ここでは怒りの正体、怒りとの付き合い方、自分の怒りの傾向を知るためのワークなど、こちらも自分のことを知ることができてためになりました。


「怒り」は別に悪いものでもなく、自然な感情であって自身の身を守るためのものだということ、怒るべきときには怒ってもよく、ただし、度を超えた怒り(暴力行為)は社会的にも好ましくないよね、ということでした。


ラストの講演は「メンタルフルネスとマインドフルネス」で、こちらではメンタルヘルスとは何か、メンタルヘルスを守る方法にはどういうものがあるのか、についてお話されていました。
ふと頭をよぎる過去の嫌な記憶にはどう対処すると自分が楽になれるのか、「今、ここ」に集中することでどんな効果が得られるのかなど、こちらも話を聴いていて日常に取り入れることができるなと思いました。


全体を通して新たな発見があったり、知っていたことでも学びなおすことで再発見があったりととても勉強になる一日でした。皆さんもぜひ次回の学術大会に参加されてみてはいかがでしょうか。


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この記事を執筆・編集したのはこころのサイエンス編集部
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