来月の10月5日にメンタルケア学術学会主催の第23回学術大会が行われます。
今回の大会のテーマは「メンタルヘルスと睡眠」です。
きちんと睡眠が取れないと、身体が怠かったり、注意力が低下したりと支障が出てしまうので、筆者は「どうしたら質のいい睡眠がとれるか」とういうことを常に考えています。
雑誌やテレビでも睡眠特集がされていると見てしまいますし、良い睡眠がとれるならと睡眠については情報を得たくなります。
大会に参加される方、されない方でも「睡眠」に関心がある方は多いと思います。
今回は、睡眠をテーマに書きたいと思います。
睡眠の役割について
睡眠というと、一番に疲労回復が頭に浮かびますが、疲労回復以外にも様々な効能があり、以下のような効能があります。
・ストレスの緩和
・記憶の定着や注意力の向上
・免疫機能の回復
・肌質の改善や美肌作り
・生活習慣病の予防
・脳のメンテナンス
逆に睡眠が不足すると上記の効能が得られないということなので、いかに睡眠が大事なのか分かりますね。
睡眠の質について
一般的に6~8時間の睡眠時間が必要とされていますが、そのくらいの時間寝たのに身体が怠かったり、寝た感がないと感じたりすることはないでしょうか?
そのように感じるのは、「睡眠の質」に問題があるのかもしれません。
単に長い時間寝れば良いというものではなく、「睡眠の質」も重要となります。
この「睡眠の質」の指標となるのが、朝起きた時に「よく眠れた」「体力が回復した」と感じる主観的な感覚「睡眠休養感」というものになります。
「睡眠休養感」がないと、循環器系疾患(高血圧、心筋梗塞、狭心症、脳卒中)や生活習慣病(肥満、糖尿病)、うつ病の発症率の増加、更には、死亡リスクの増加と関連していることも示されています。
最後に
いかがだったでしょうか?
厚生労働省が「Good Sleep ガイド」というものを出しています。
これは年代別にそれぞれ分けて良い睡眠をとるために必要なことを分かりやすく説明してくれいます。
よかったら参考にしてみてください。
みなさん、夏の疲れが出てくる頃だと思います。
質の良い睡眠をとって、こころと身体の健康を守りましょう。

参考サイト
・わくわくT-PEC 2024/05/02「メンタルヘルスと睡眠の関係とは?睡眠がこころの健康に与える影響と睡眠改善のポイント【医師監修】」
・日医on-line 令和6年(2024年)3月20日(水) 「睡眠休養感」
著者・編集者プロフィール
この記事を執筆・編集したのはこころのサイエンス編集部
こころのサイエンス編集部の紹介はこちら
最新情報をお届けします
Twitter でフォローしよう!
Follow @cocorokeninfo