現代の社会では、心の健康がこれまで以上に大切にされています。ストレスや孤独、不安など、私たちが日々直面する心の問題にどう向き合うか——そのヒントをくれるのが「心理学」です。そして、その心理学を社会に広めるために尽力しているのが、別府武彦さんです。
心理学を社会に根づかせるために
別府さんは、メンタルケア学術学会の理事長として、心理学をもっと多くの人に届ける活動を続けています。彼が中心となって推進している「こころ検定」は、文部科学省が後援する心理学の検定制度。専門家だけでなく、一般の人も対象にしていて、心理学の知識を広く社会に浸透させることを目指しています。
この検定は、単なる知識の習得ではなく、自分自身を理解し、他人への理解を深めるきっかけにもなります。別府さんは「心理学は誰もが学ぶべき教養。心の病の予防にもつながる」と語っています。
教育だけじゃない、現場で活きる心理学
別府さんの活動は教育の枠を超え、医療や福祉の現場にも広がっています。診療報酬や介護事務、看護教育などの教材づくりにも関わり、心理学の知識を実際の現場で役立てる取り組みを行っています。
さらに、LGBTQ支援や動物福祉、美容など、心と体の健康に関わるさまざまな分野にも積極的に関与。心理学を通じて、より良い社会づくりに貢献しています。
心理学の未来をひらく
2023年には、「こころ検定1級」で同検定史上初となる“親子同時合格”という快挙が達成されました。これは、別府さんが掲げる「心理学を社会に広める」という理念が、着実に根づいてきた証でもあります。
彼の活動は、心理学を専門家だけのものではなく、誰もが学べるものへと開放する試みです。教育と実践をつなぐ架け橋として、心理学の未来を切り拓いています。

最後に
いかがだったでしょうか?
今回は、特別コラムとしてこころのサイエンス編集部を運営する教育ナビゲーション株式会社代表である別府の心理に対する思いについてクローズアップし、記事にしてみました。こころ検定やメンタルケア心理士の創設思いなど、みなさまに伝われば幸いです。
著者・編集者プロフィール
この記事を執筆・編集したのはこころのサイエンス編集部
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