すっかり秋になり、寒い季節になると恋しくなるのが「温泉」。ゆったりとお湯に浸かるだけで心も体もほぐれますよね。筆者も温泉へ行こうと計画を立てているのですが、いまの自分のからだに合った温泉へ行きたいのに、泉質や効能などがよくわからず、温泉選びに大苦戦しています。今回はそんな温泉の「泉質と効能」についてご紹介いたします。
主な泉質とその特徴(泉質名:特徴・効能)
・単純温泉:成分が穏やかで刺激が少なく誰でも入りやすいやさしい湯。疲労回復やリラックスにぴったり。
・炭酸水素塩泉(重曹泉):肌の汚れや余分な皮脂を落とす美肌の湯。湯上がりはすべすべ。
・塩化物泉(食塩泉):湯冷めしにくく「温まりの湯」と呼ばれる。冷え性や神経痛に効果的。
・硫黄泉:独特の硫黄の香り。殺菌・血圧調整作用があり、皮膚病に良いとされる。
・二酸化炭素泉(炭酸泉):しゅわしゅわの泡が特徴。血行を促し、冷えや肩こりに効果。
・硫酸塩泉:血管を丈夫にし、動脈硬化の予防にも良いとされる。
・酸性泉:殺菌力が強く、ニキビや水虫などの皮膚トラブルに良いとされていますが、刺激が強いので短時間入浴がおすすめ。
・放射能泉(ラドン泉):微量のラドンを含み、免疫力アップや自律神経のバランスを整える作用があるとされる。
最後に
疲れたとき、肌を整えたいとき、心を癒したいときなど、目的に合わせて泉質を選ぶと旅の楽しみがもっと広がりますね。皆様も温泉に出かけるときは、ぜひ「泉質表示」にも注目してみてくださいね。

参考論文・サイト
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この記事を執筆・編集したのはこころのサイエンス編集部
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