解剖生理学をなぜ学ぶのか?

精神解剖生理学基礎は、文部科学省後援こころ検定®2級公式テキストでもある、メンタルケア心理士講座のテキストの中の1冊で、3冊のうち一番目に学ぶテキストです。

どういった内容が書かれているかというと、簡単にいうと人間の身体の構造や機能を中心に書かれています。

学問では“解剖生理学”という分野になります。

カウンセリングをするなら、心理学を学べば良いじゃないの?と思うかもしれませんが、カウンセラーを目指すのであれば、きちんと身体の仕組みについても学ばなければなりません。

“病は気から”というように、こころと身体は密接な関係があります。

気の持ちようで病が軽くなったり、重くなったりすることもあります。

例えば、極度のストレスにさらされ続けると、体は正常な状態を維持できなくなってしまい、身体の様々な器官で異常を起こしてしまいます。

ストレスの影響を受けやすい胃は、ストレスが重なると、胃酸が増えたり、胃の動きが悪くなって胃酸が停滞してたまりやすくなったりして、胃炎や胃潰瘍が起きやすくなります。

“学校や会社に行く前に胃が痛くなる”“失敗したことを考えると胃が痛い”というのがまさにこれです。

このようなこころと身体の関係を“心身相関”といい、心身相関のメカニズムは脳の働きが関係しているといわれています。
このメカニズムを知るために解剖生理学を学ぶことが重要なのです。

カウンセラーは、身体の不調を訴えているクライアントに対して、診断や治療、投薬などをしたりすることはできませんが、その不調が身体疾患から現れているものなのか、精神的なストレスが影響しているものなのか、きちんと異常を見極める必要があります。

身体疾患や治療が必要であれば、専門の医療機関に身体の状態を説明し、リファーを行う、精神的なストレスからきているものであれば、話を聴きながらストレスの元をつきとめ、ストレスの対処法を一緒に考えていくことが大切です。
医学的な知識になりますが、カウンセラーにとっても解剖生理学は重要な知識なのです 。


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この記事を執筆・編集したのはこころのサイエンス編集部
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